MINX2YAWN
May 18, 2012
下山部活動報告(5/13 富士山須走ルート編)
1923年に英国の登山家 “ジョージ・マロリー” が新聞記者の「あなたはなぜエベレストに登るのですか?」という問に答えたときの、あまりにも有名なフレーズ。
でも我々スノーボーダー(いや自分だけかも知れませんが)が山を登るのは「気持ち良さそうな斜面を滑りから」という単純な理由だけです。
マロリーはエベレストの頂上を目指した三度目の遠征(1924年)で遭難し、帰らぬ人になってしまいましたが、自分たちは面白そうな斜面や沢を滑りたいだけ。
ピークが目的ではなく、楽しそう斜面があれば当然のように途中からでもドロップしちゃいます。
そして天気が良ければさらに良し、そんなユル〜いハイクアップです。
冬のハイシーズンも終わり、スキー場に楽しい斜面がなくなってくると
『しょうがないから、山でも登りますか〜』っていう感じ。。。
今回(5月13日)集まったメンバーも、ハイク嫌いでリフトが大好きな5名。
なので『登山部』という呼び方はしっくりこない。
下りが目的なので『下山部』ということになった次第です。
中心メンバーの静岡在住の2人組は毎週のように富士山を登って、いや滑り降りています。
その2人からお声が掛かったので、今回は須走口ルートから攻めることに…
前回は御殿場口から宝永山を目指しましたが、濃いガスと悪天候であえなく撤退していたので、今度こそ気持ち良く滑りたいと意気込んでおりました。
前置きが長くなりましたが、ここからが今回のレポートです。
まずは須走口五合目の駐車場に集合です。
まさに“雲ひとつ無い快晴”とはこのことです。最高のコンディション!

準備を整えて、いざ出発!

写真左から、コウタロウちゃん、キヨくん(部長)、ユキちゃん、NJ、栗本くん。
五合目の上から雪が残っていたので、スノーシュー履いてひたすら登ります。
(左下に見えるのが須走口の駐車場)

ワタクシ、老体にムチ打って登りますが、みんなの背中は遥か先に…
ハァハァ、ゼイゼイ、ホントにしんどい。

自分が遅くてみんなと離れ過ぎると、先頭のコウタロウちゃんとNJが適当に休憩入れてくれます。あぁ〜 至福のひととき…

ワタクシ、ハイク中はまわりの景色を見ている余裕なんて全くありませんが、
休憩のときに眺める景色は格別で、こんな景色や

雲にかかった虹なんか見れたりします。
こんなときだけは「登ってきて良かった〜」と思う瞬間です。

あまりにコンディションが良かったので最初はピークまで行く気満々でしたが、3,000m付近まで登る頃にはかなり体力的にもきつくなり、30歩あるく度に休憩というペースになってきた。
もちろんしんどかったのは自分だけですが、1人用事があるのでそろそろ降りようということに…
結局ピークまでは程遠い3,010m(7合目)からドロップです。

4時間登っていよいよ下山部の本領発揮!
と思ったところが、天候が急に変わって来た…
あっという間に周囲はガスに包まれて、まさかのほぼホワイトアウト状態。
少し待ってみたものの、ガスが抜けるどころか益々濃くなる一方で、気温も下がってくる。
ひどくなる前に滑りおりました。トホホ…

『下山部』のくせに『ピークまで登ってやる』とか思ったのがそもそもの間違いで、山の神様のご機嫌を損ねてしまったのかもしれません。
取りあえず、身体鍛えて出直してきます。
登りだけでも好天に恵まれたのはラッキーでした。
富士山と下山部のユル〜い仲間に感謝です。
今回の行程はこんな感じ、往復約 6kmでした。

※「山と高原地図」というiPhoneアプリで記録したデータをGoogleマップで表示した画像です。

帰りに五合目の菊屋さんでいただいたおしるこの甘さがしみました。
ということで、この日の映像をどうぞ!
May 04, 2011
2011.5.3 至仏山へ
一年のうちにGWの限られた期間だけ滑ることが出来る山、至仏山行ってきた。
尾瀬公認ガイドのkuwaphotoの案内で、彼が自ら写真撮影もしてくれるスペシャルな企画です。
去年は入山できる最終日の5/6にkuwaphotoと二人だけだったけど、今回はNJことナカジュン、MINX2YAWNのユキちゃん、静岡からは飯田キヨくんとコウタロウくん、総勢6人。
前日までは天気がイマイチだったけど、この日は快晴!
暑くもなく寒くもないちょうど良い天気。
おかげで鳩待峠の駐車場ゲートにはオープン前からかなり並んでいたようで、余裕をかまして7時半のオープンに合わせていた僕とkuwaphotoはギリギリセーフ。
無事みんな集合して8時からハイク開始。1時間半登ったところでお約束のナチュラルパイプでRセッション。
ビール片手にワイワイ楽しんでいたら、気付いたら既に11時、1時間半も経っていた。
気を取り直して山頂に向かって出発。
ゆっくり歩きながらまわに見える山の名前や植物の説明をkuwaガイドから教えてもらいながら1時間半で至仏山頂に到着。
山頂で記念撮影とお昼ご飯をいただいて、
小至仏の麓を目指してやや斜め方向に向かってドロップイン!
ちょっと黄砂がかかっていたのでストップスノーかと思ったけど、板は良く走るし最高のコーンスノーでした。久しぶりのオープンバーンはキモチヨカッたー
kuwaphotoが撮影してくれた写真を見るのが楽しみです。
鳩待峠の駐車場に戻ってみると、先に到着していたNJとコウタロウくんは“炭火焼きのイワナ”を食しておりました。
今年も期間限定オープンの至仏山、楽しませていただきました。
天気も良かったし、楽しいメンバーで行くのは最高でした。
kuwaphoto ありがとう!
また来年もヨロシクです。